メディカルパーク代表挨拶
この度、私達メディカルパークグループは、東條ウィメンズホスピタルを継承する事になりました。
東條ウィメンズホスピタルの歴史は、創設者の東條龍太郎先生が、昭和57年に開設した有床診療所に端を発します。開設当初はベッド数19床しかなかったと伝え聞きます。しかし、その後、増改築を繰り返しながら、拡大成長を続け、平成に入ってからは、ベッド数48床の有数の産婦人科専門病院として、近隣だけではなく、神奈川県全域でも広く認知されるに至りました。
しかし、一昨年、東條龍太郎先生がご逝去されたことをきっかけに、昨年8月を持って閉院することが決まり、惜しまれつつも、40年の歴史に幕を閉じました。
故東條龍太郎先生は、私の大学の大先輩で、その御縁で、御存命中には大変可愛がって頂きました。数年前には、東條先生に御推薦頂き、港南区産婦人科医会主催の学術講演会で講演の機会を頂いたこともあります。
私たちは、先生が血の滲むような思いで作り上げた歴史と名前に恥じぬよう、この病院を再び復活させます。そして、ここから、「新生」東條ウィメンズホスピタルの歴史を刻んで参ります。再生は茨の道になるでしょう。しかし、空から東條先生が見ています。見守って下さっていると思いたいところですが、それは思い上がりでしょう。そんな生易しいものではありません。見張っておられるのです。先生は間違いなく、空から四六時中、上永谷近辺を監視しておられます。ここで私が、この病院を再生出来なかったら、先生に合わす顔がありません。雲の上で再開を果たしたその時に、「雄大君、ずっと見張ってたよ。合格!」とあの優しい笑顔でお褒め頂く日を夢見て、私たちは火中の栗を殻ごと口いっぱいに頬張る覚悟です。
皆様、どうぞ、新生東條ウィメンズホスピタルを宜しくお願い申し上げます。
メディカルパーク湘南
田中 雄大